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社会人におすすめの本「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

みなさん、こんにちは。

 最近、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。恥ずかしながら、10年前に一大ブームを巻き起こしたこの本を私は読んだことがなかったのです。その私が図書館に行った際にこの本を見つけ読んでみたところ社会人にもおすすめできるポイントがいくつかありましたので、今回紹介したいと思い、記事を書いていきます。

 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

著 者:岩崎 夏海

出版社:ダイヤモンド社

 


 

 

【目次】

 

1、ストーリー

 主人公の川島みなみが高校2年生の夏から野球部のマネジャーとなり、甲子園へ行くという目標を掲げます。まず、川島みなみはマネージャーについて調べるため本屋を訪れ、そこでピーター・F・ドラッカーの「マネジメント」と出会います。その本を参考に野球部を改革していくというストーリーです。

2、社会人におすすめポイント

 (1)マネジメントで一番大切なこと

 マネジメントをしていくうえで一番大切なことは「真摯さ」です。「真摯」の意  味は「まじめでひたむきである」です。ドラッカーはこの「真摯さ」がマネジメントを行ううえで最も大切であると説明しています。「真摯さ」だ無い者はマネジャーになる資格はないとまで言っています。

 (2)企業と組織について

 企業の使命は「顧客を満足させること」であります。顧客とは客だけではなく社員や企業に関わっている人間も含みます。そして、企業はその顧客が商品の価値を認め、必要とし、求めているものを理解し提供していかなければならないのです。

 

 一方、組織の目的は人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和するです。お互 いを高め合い、支え合うために組織は有効的です。そして、ドラッカー

「人のマネジメントとは、人の強みを発揮させること」

「人は最大の資源である」 

と述べており、ドラッカーがいかに人を活かしていくことに重点を置いていたのか が分かります。

 (3)働きがいと責任は表裏一体

 仕事を継続的に行うために働きがいを持つことは大切です。働きがいがあるからこそ仕事にひたむきに取り組むことができより効果のある成果を上げていくことができます。しかし、働きがいを見つけるのは意外と大変です。それに対し、ドラッカー

「働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない」

「働きがいと責任は表裏一体」

と述べており、適度な責任を各自持つことが働きがいにつながります。

 (4)努力よりも成果が大切

 私の会社では成果よりもその過程で努力したことが大切であるという風潮があります。しかし、私は子どもは過程の努力を評価することは大切だと思いますが、社会人は成果が大切だと考えていました。そして、ドラッカー

「努力よりも成果が大切」

「成果こそすべての活動目的」

 と述べています。しかし、常に成果を上げていくのは難しいです。ただ、優秀な人  は成果を上げるために新しいことに挑戦し、多くの失敗を経験しています。失敗を恐れ無難なこばかりしていても成長することはありません。社会人こそ、失敗することが大切です。

3、最後に

 今回、図書館でたまたま見つけたという簡単な理由で読みましたが、勉強になることが多く書かれていました。私が一番印象に残っているのは「働きがいと責任は表裏一体」という言葉です。働きがいを周りの社員に説明するときに使わせてもらおうと思います。

 あと、この本は読み物としても様々な人間関係が描かれており面白いです。私はこの本で2回涙を流してしまう場面がありました。まだこの本を読んだことがないという人は今からでも遅くはありません。ぜひ、読んでください。